ハルちゃんは今はまだあんまり無理させれないので
本当は家でゆっくりして私達に慣れ親しんでもらってから
散歩訓練をしていこうと思っていたけれど、
なんと、外しかトイレしないという事実が判明したので
無理してでも外へ連れていかなければいけないです。
思うに、犬舎を初めて訪れた時も、ハルちゃんの檻は
他の檻と比べてあんまり汚れてなかった。
きっととても神経質で自分の陣地は汚したくない気質だけど
大勢の犬達と暮らすからには、トイレが散歩の時間に
間に合わないこともあって、寝床の檻でもしてしまう時が
あっただけだったのではないかと。
保護主さんもそれに気付かなかったんじゃないかな。
「だから、どこでもトイレします」と
私達に伝えたんだろうな、と思います。
他のワンコ達は
大変自己アピールしてくれて、柵越しに手を舐めてくれたり
ぴょんぴょんしたり、うれしょんうんちしたり(汗
ものすごい勢いで歓迎してくれましたが、
ハルちゃんの檻だけは シーン…で、
光が届かない影で隠れてじっとしてまして…
たぶん他の里親になろうと訪れた人達、
なかなか目に止まらなかったんじゃないかな。
とても存在を把握しにくかったです…。
私もそんな1人で、最初檻に入らせて触らせてもらったのは
他の元気なワンコだったりしました。
けど近くでみると大型犬だったりして(汗
(マンションなのと、初めてなのとで中型犬を探してました)
あと歓迎が激しすぎなワンコには、気負いしてしまって…
私はここの犬達は救われた犬達なんだから
泣いてはいけないと分かっていながらも、
この子達のココへ来るまでの経緯を
すぐに感じ取ってしまって、泣かずにいられませんでした。
保護主さんに「泣かないで」とお叱りを受けてしまいました。
それはでも、ココの環境がどうので泣いているんではなかったんです。
捨てられた子達…という現実と人恋しく泣き続ける犬達の
心の叫びが、胸にぐっと刺さってしまったのでした。
私の、感受性が強いというのは、長所でもあり短所でもあり。
「この中から1匹なんて選べない」と挫けそうでした。
そしたら相方が「あの檻にも小さめの奴おるで」
「大人しそうやで」と教えてくれました。
私もチラッと存在に気付いてましたが、
あんなに隠れてるなんて、よっぽど酷い目にあった犬だ
と、すぐ興味を遮断していました…。
でも相方の言葉を聞いて、最後にその子も見させてもらったら
今日はもう見学のみでと、帰ろうと思ったんです。
ハルちゃんは、犬舎では、
マナちゃんという名前の札が付いてました。
近づいてみせてもらい、触っても大人しいと言われ
頭や背中を優しくなでてみました。
とても身を縮めて、アゴをぺったり床に付けちゃって、
硬直しちゃってカチカチで、たぶん小声で「ウ…ウ…」と
言っていたと思います。
でも保護主さんは手馴れていて、顔をあげさせてくれ
その時チラッと目があった時、めっちゃ可愛い顔してて
もうハートがキューーンと…してしまいました。
でも、また経緯を聞いて…
涙が出てしまって…
ものすごい凹んで帰りました。
私の凹み具合をみて、
相方が、普通のワンコ、買って飼おうよ。
と帰りに言いました。
私は返事出来なかった。
お互い気が立って口論もしたかな…。
でももう、私には、一瞬みたマナちゃんの顔が
ずーとずーと脳裏に焼き付いてしまってて、
「あの子綺麗にしたらすごい美人になるよ」
「あの子あんなに隠れてたら一生貰い手見つからないよ」
「あの子だけをみつめて飼えるような環境作ってあげないと
あの子の心の病気、治らないよ」
「他の子達はアピール上手だったから、私らじゃなくても
いずれ誰かが飼ってくれるだろうけど、あの子は…」
そんなことをその日、寝床についても
相方にブツブツずっと言い続けてしまいました(汗
「もしさ今度行ってあの子居なくなってたら…寂しいな」
「そんなに言うなら、あの子にしよ。もう分かった分かった。」
って、呆れ気味で相方は承諾してくれました。
(せざるを得ないというか…ごめん…)
そして次の日にすぐ、また車を出してくれて
犬舎まで連れて行ってくれました。
それでこの子の場合早めに避妊した方がよい
という話になり、その面倒はこちらでみれる
そういう話になり、手術と抜糸と終わってから
また連絡しますから引取りに来て下さいと言われ
十数日心配しながら待ちに待って、
そして6月10日にやっと迎えにいったのでした。
今現在もまったく後悔してません。
後悔どころか、本当に出会えてよかった。
本当にあの時、相方がこの子触ってみようって
言ってくれなかったら、今たぶん、一緒にいなかった。
こんな笑顔も、みれなかった。